今日の仕立て出船の釣果です!
竿頭 3匹
船中 7匹
今日も写真はなしです…
朝一に少しアタリもあって昨日よりは少しアタリが増えたってぐらいでした!朝一だけですが!
アタリのある水深も昨日、今日は30m~40mぐらいでだいぶ上の方でした。確かに魚探ではエサになるような魚の反応もそれぐらいの水深でありましたけどね!
今日は10時頃から風が強くなってきて、11時過ぎに早上がりとさせていただきました。これを見てる皆さんは風に対して親近感ないかもしれませんが、海の上では、読んで字の如く”命取り”なんです。
本日は小林様御一行様、厳しい条件の中、また後半は強風の中お疲れ様でした。またお待ちしております。ありがとうございました。
さて、こないだまでは、大潮の時でもそこまで釣果が落ちなかったけど、今はご覧の通りの釣果です。
その事について1つ考えられるのが、昨日も少し触れましたが、一気に水温が低下したのが大きいと思います。
ここ数日は寒暖の差が激しいですよね。温かい日はとことん温かく、寒い日はとことん寒いと感じませんか?それと同じで、水温が11月下旬で17度ぐらいあったのが、今は14度ぐらいです。人間の感覚では「けっ!3度ぐらいっ!」って思いますけど、魚は人間が素手で触るだけで火傷するぐらいですから、温度差には敏感だとぼくは考えてます。とことん寒い!と思う日は、あまり家から出て行動したくないんじゃないですか?それは体が慣れてないからでしょう!でも毎日寒い日が続いてると、寒いな~とか言いながらもそれが普通になると思います。だから、今のまま水温が安定すると、それに慣れてまた食ってくると思います!っていうのが、漁師的な考えです!
さてさて、今日は割と暇なんでもう少し(笑)
最後に水温が安定するとって書いたけど、水温の下がり方について。
あっつい味噌汁を飲む時は、冷蔵庫に入れるより息でフーフーした方が早いですよね!多分!
海水も一緒で、西に高気圧、東に低気圧っていう冬型の気圧配置、これがよく聞く西高東低(せいこうとうてい)です。この気圧の谷に入ると西からの風になるんですね。その冷たい西風が吹くと、海がフーフーされてんのと一緒なんです。
しかし!海は深い!水面が冷やされても底は温かい!と思った人!正解です!確かに表層と底では温度差があります。
しかし!しかし!今の季節、沸かしてから時間の経ったお風呂に入った事がある人は思い出してください。ぼくはしょっちゅうです。
「あっ沸かすん忘れてら~まぁええわ!いやまだ温いやん♪ ・・・いやあかんわ」まぁこっから沸かしながら湯船に浸かるのんが好きなんもありますけどね~笑
まぁ置いといて、表層は温かいけど、底は冷たいって感じるはずです。水でも空気でも温かい方が上にくるっていうのが自然の原理です。バス釣りをやってる人なら知ってるでしょう。ご存知これがターンオーバーって現象ですよね!
朝、風がなく霜が降りるような冷え込んだ日の事で、海や池から湯気が立っているのをテレビとかで見た事があると思います。これが放射冷却なんかな?これだけでは水温は下がりません!冷蔵庫に味噌汁を入れてる状態と同じですね。
ちなみに、水温の上がり方はこれの逆です。春一番などの、南寄りの風によって冷たい海水が温められる訳です!今日は何かぬるいなぁ~って思う日です!この例え分かりますかね?笑
さてさてさて、こうやって書きだしたらキリがないんでこの辺でやめときます!樽井の港に来てくれればなんぼでも喋りますよ~(笑)こういった内容を去年の今頃は大学の卒業論文で書いてました。参考文献を一切使わず、自分の考えや見聞きした事だけを2万文字、原稿用紙20枚程書いて教授に提出すると、今までの卒業生の中で一番おもしろいと大絶賛されたのを思い出しました。照
今日書いた事はぼくの考えと、親や、おじいちゃんや、色々な先輩方々に教わってきた内容なんで、絶対に正しいかは分からないけど、ぼくはこうだと信じています。皆さんの何かの参考になれば幸いです。